#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『「八日市は妖怪地」記録ビデオ制作記(/本番当日)』
 
 


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〜 「八日市は妖怪地」記録ビデオ制作記 〜


(提出日:02/11/04)


***  準備〜前夜祭 ***  本祭当日 ***  編集 ***


8/8:
 「開市記念祭 八日市は妖怪地」本祭。
 この日は朝9時ごろから動き始める。
 以下が、当日の行動予定表である。
 
 8/8(木):09:21 浅野嬢とY氏をPick-up
        10:00 延命公園に集合。設営・準備の様子を取材
              ACC取材班の打ち合わせも進行
        12:00 昼食
        13:00 設営の取材
        15:00 ほない会ミーティング参加。および取材
              この際、日本テレビとの打ち合わせにも参加
        17:00 日テレの取材に同行。(詳細な時間は現在不明)
              肝試しコース、会場などを取材
              関係者へのインタビュー
        21:00?肝試しコースを収録
        22:00 一時撤収
        23:00 打ち上げ取材
        24:00 撤収
        26:00 解散
              ※晩飯は収録の合間を縫って取ること

 特に18時〜21時までは“肝試し”の時間であったりするために、細かな行動表は記しておらず、コース内で必要に応じて動き、撮影することとなっている。
 午前から午後のミーティングにかけての収録は、前夜祭と大きく変わるところはなく、もっぱら延命山中でのコース設営を中心に撮影した。
 この日も36度を越える猛暑であり、機材群は風通しのよい建物の陰で管理した。


 ところで、この取材活動はこちらからの申請であったが、ほない会側にも活用のメリットが十分にあったらしく、「この世界最長888メートルの肝試しコースをギネス登録するために、その提出資料として“コース内をノーカットで撮影”して欲しい」という依頼があった。
 そうすると、この要請に応えるには打って付けの機材が偶然にして当時は手元にあった。
 たまPAPAさんからお借りしていたアルテミスDVである。 >>アルテミスDV試用レポート
 足場の悪い山道のコースをノーカットで撮る。……この条件についてはアルテミスDVはもってこいの機材であったが問題はそのコースの長さである。
 この888メートルのコースは大人の足で約15分〜20分ほどかかる道程であり、また山道の起伏が通常以上に体に負荷をかける。
 そのため、カメラはVX2000やXV1ではなくTRV900を使用し、軽量化を図った。またギネス申請用の資料という点と、当方が作品内で使用するときの使い方を考慮して、多少のブレは考慮するに値しないと判断し、片手が耐えられなくなってきたらもう一方の手に持ち替えて撮影を続行する…という方法を採った。
 撮影は午後4時頃であり、まだ日は高い。肝試しスタッフの先導によりコース内を歩くが、まだ仕掛けの準備中であり、幾つかの仕掛けは設置されていない状態であった。


 少々、時系列をさかのぼる。
 15時をすぎると、マスコミ各局が到着し始める。
 日本テレビ、讀賣テレビ(NTV系列)、毎日放送(TBS系列)、びわこ放送と放送局だけでも4社4クルーが入り乱れた。なお、不思議なことに、準備段階までは熱心に取材に来ていた(事前に計3回も取材・放映)NHKは、当日はクルーを送り込んでいなかった。


日本テレビの取材を受ける加藤さん。



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 さて、実は本祭当日の取材で最もこちら側にとって問題になったのがこれらのマスコミである。
 こちらは、取材申請の際にいろいろと“ほない会”側の意向を聞いており、特にして欲しくない事…として「ネタばれ」があった。つまり撮影時に照明などで仕掛けや脅かし役の人間を照射してしまい、参加者を白けさせないように…という事である。
 そのため、当方はインタビュー撮影や屋台会場撮影以外では照明を使わないように極力配慮を行った。(つまり、コース内では点灯させないと言うこと)
 また、赤外線カメラとして TRV620 を用意し、コース内の照明なしでの撮影ができるようにした。
 しかし、現場では某局はコース内でバンバン照明を当ていたり、またどの局もかなり気儘にコース内を動き回っていたために、ほない会メンバーの間でも「不審な人物がコース内をうろついている…」などといった怪情報が無線機間を飛び交ったらしい。
 肝試しは参加者が2〜3人のグループを作り、3分間隔でスタートする。
 こちらは、ほない会側から参加者への随行への許可を参加グループごとに受け、「コースの逆行はしない」「照明は炊かない」などと言う自主規制を課してコース撮影に入った。
 もちろん、後ろからついて行くだけでは参加者の“驚く顔”を写すことができなくなってしまうので、ある参加チームについて行き、途中でそのチームから離れ、次にやってくるチームを待ちかまえ撮影……そして下山し…また他のチームについて山を登る…という行動パターンと、また赤外線カメラ(Y氏)を常に山中に入れておき、脅かし役などの裏舞台を追ってもらうことにした。
 正直、場面によってはマスコミ側に遠慮してしまったところもあるので、今考えてみると惜しいことをした…というシーンもいくらかある。


ノーライト姿のVX2000。


 肝試しコース内での収録内容であるが、満足度としては70点ぐらいである。
 基本的には参加グループに同行しその様子を撮るのだが、殆どが背後からの撮影であり、またVX2000での撮影の場合は十分な照度が得られないためにリアクションの良いグループに同行できたときなどはその様子がはっきり写せず悔やまれた。
 赤外線カメラ担当のY氏であるが、私が十分に撮影のポイントや意向を伝達出来ていないことがあって、参加者正面からの映像が少なく、VX2000同様背後からの映像が多かった。
 また、脅かし役が脅かし、ほくそ笑む様子なども撮って貰いたかったのだが、そういった映像は殆どなく、残念ながら利用できる映像はなかった。
 加えて、途中でY氏とコース内で合流できる機会があり、その際にTRV620とVX2000を持ち替えて撮影をしたのだが、実は筆者は赤外線撮影機能付きビデオカメラを使ったことがなく、誤ってスーパーナイトショットモードで撮っていることを理解しておらず、ひどい映像が多く残った。
 このTRV620には、ふつうのナイトショットと、スローシャッターを加えたスーパーナイトショット機能が装備されているのだが、そのとき筆者はスーパーナイトショットなる撮影モードがあるとは知らず、「結構ブレる(スローシャッターで尾を引く)なぁ〜。ナイトショットってこんなものか……」などと思いながら撮っていたのだ。
 その後、再びY氏とカメラを交代すると「あ? スーパナイトショットで撮ってたんか?」と言われてしまい「はい??」と理解できない…という返事をしてしまった。
 この私がTRV620で撮ったグループは小学生の女の子5人ほどのグループで、大変におもしろい反応を見せてくれただけに悔やまれてならなかった。やはり慢心せず、しっかりと事前に機材レクチュアーを受けておくべきだった。
 尤もY氏の方は五月蠅いほどに大騒ぎしていた大学生のグループなどを押させてくれていたのでそちらの方を編集時には大いに活用させていただいた。


驚きまくる大学生達。


 肝試しが始まってからは、上述の通りコース内の撮影や、またスタート前の心境や、ゴールしてからの感想を参加者にインタビューした。
 このときは流石に浅野嬢のインタビュー術がものを言い、大変に豊富な感想・意見を得ることができた。特に、三歳の男の子や女の子にもうすぐ23歳のおじさん(!)が、VX2000(しかも異様にデカくなっている…)を構えてマイクを向けていたら…本当に答えてくれたかどうか………。
 浅野嬢のおかげで、こちらは撮影に専念することが出来、画としては大変満足できるものが揃えられた。
 また、イベント関係者や参加者以外にも八日市市長にもインタビューをすることが適い、他局にはない感想を得ることができた。
 肝試し終了(21時)後は、脅かし役の人々を取材し、大変満足そうな顔を納めることができた。




 閉会式でもステージの様子はY氏に任せ、私は祭に来ている人々のインタビューを取ることに専念したが、その際に事故が起こってしまった。
 メインに使っていたライト(HVL-50DA)が突然点灯しなくなってしまったのである。
 後で調べたところでは、どうも球切れではなく内部回路に問題が生じたようである。
 結局、ライトが切れてしまった時に行っていたインタビューは無灯で継続し、次からはHVL-10DHを利用した。HLV-10DHは型番からもわかるように たった10Wのライトであるが、インタビュー撮影のような近接でまたVX2000を使用していたために十分すぎるほどの照度を得ることができた。


ライトが切れてしまっての撮影

10Wライトでの撮影

 また、この閉会式の時に行ったインタビューではもう一つ失敗があった。それは収録マイクにSM63Lを利用したことである。
 閉会式はプレゼント抽選などがあり、ステージ会場ではスピーカーから大きな音が出ていたために、マイクにもその音が五月蠅いほど入っておりインタビューの内容が聞き取りづらくなってしまった。
 単指向マイクやガンマイクは所持しているがそのときは会場に持ち込んでいなかったのが大変に悔やまれる。特に所有のガンマイクはノイズが常に乗っているような有様であり、使うことを端っから躊躇っていたため今回の機材には入れていなかった。
 改めて手元の音声収録機材の脆弱さを思い知った次第である。最近はPC関連への投資が大勢であったので、今後の課題としてやはり音声収録機材へ投資していく必要性があることを再確認できた。



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 閉会式終了後、一旦機材の撤収に入る。
 23時頃から ほない会の打ち上げがあると言うことだったが、会場側の撤収が終わり次第…ということであり時間がかかりそうであったために、我々取材陣は一旦引き上げることにした。(22時)
 私の部屋で買い込んだ晩飯を食べながら一時間ほど時間をつぶし、打ち上げ会場に向かう。
 会場はメンバーの経営する飲み屋さん。
 少々早く祭会場の撤収が終わったらしく、我々が到着した時にはすでに皆さんにはアルコールが入っている状態であった。


 私と浅野嬢でインタビューを8人ほど収め、Y氏には会場全体を押さえてもらった。(大変に狭い空間に25人ぐらいが詰め込まれていた…)
 取材終了後は、メンバーの皆さんが「飲め飲め」とアルコールを勧めてくださり、Y氏などは喜んで飲んでいたような気がする。……確か、彼は前夜祭の取材中にもメンバーからビールをもらっていたような気がする……。
 私も勧められたが、車を運転してY氏と浅野嬢を家に送り届けるという大役が残っていたので、アルコールは摂取しなかった。しかし、すでに出来上がっている人々は何も飲まない私を許さないだろう(笑)と思い、カウンターでカルピス(もちろんノンアルコール)を作ってもらいそれを常に飲んでいた(カモフラージュ)
 なお、浅野嬢は本祭時から ほない会メンバーのおじさん達にかなり気に入られており、サイン会や握手会が始まろうとするなどセクハラまがいな事態となってしまった…。


嬉しそうな顔をしてサインを強要するおじさん達(笑)


 結局、その場を辞去したのが24:30。
 その後、Y氏と浅野嬢を家まで送り届け、私が帰宅できたのは朝の4時過ぎであった。



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