#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『SONY HVR-S270J/Z7J/動体歪み検証』
 
 


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〜 SONY HVR-S270J/Z7J/動体歪み検証 〜


(提出日:08/03/06)



■HVR-S270J/Z7J の動体歪みは?

 HVR-S270J/Z7J は撮像素子(イメージャー)に CMOSイメージセンサを利用している。
 一般的に CMOSイメージセンサは、消費電力の低さや、製造プロセスの単純化、信号の高速読み出しなどがメリットとして挙げられ、従来は小型で低価格なカメラへの搭載が多く見られるイメージャであったが、現在では一眼レフからハイビジョンビデオカメラなど、高価で高画質が求められるデバイスにも積極的に搭載されるようになるなど、近年は飛躍的な画質の向上が続いている。

 しかし一方では、画質面で成熟した CCDイメージャに劣る部分もまだまだ多く、固定パターンノイズと言われる CMOS構造から出てくる欠点や、ダイナミックレンジなど発展途上の課題は山積している。

 その中でも、CCDイメージャとCMOSイメージャの間で顕著に表れる差が『動体歪み』と言われるもので、素早くカメラの前を動く物体、が歪んで撮像されてしまうという現象である。
 これは CMOSイメージャの“蓄積の同時性”と言われる問題から来るもので、ローリングシャッター問題、フォーカルプレーン現象などとも呼ばれている。

 動体歪み発生の原理は、次ページで解説するとして、まずは HVR-S270J/Z7J で見られる動体歪みの程度を実際に見ていただきたい。

・HVR-S270J/Z7J 動体歪み:


HD解像度サンプル動画 >>S270J-080306-03.zip




 如何だろうか?
 従来CMOS機での動体歪みを体験されている方は、新機種である HVR-S270J/Z7J で大幅な改善がされていることを期待されていたとは思うが、しかし確実にその歪みが確認できる程度に、動体歪み問題は残っている事が確認できたと思う。

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 では、HVR-S270J/Z7J で発生している動体歪みは旧来機種に比べてどの程度の物か比較してみたい。


 比較対象相手は、SONY HDR-SR8。
 単板 CMOS搭載で 2007年6月に発売されている。
 価格は、実勢13万円程度。


・HVR-S270J/Z7J と HDR-SR8 の動体歪み比較:




 全く同じ速度という訳ではないのだが、ほぼ同じパン速度でビル群を流している。
 筆者の正直な感想としては、両者に大きな差は見られない…という所だろうか?
 HVR-S270J のパンの方が若干早いので、その分歪んでいる……とも言えるだろうが、しかし、だとしても、その程度の差でしかない。

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 次に、原理的に動体歪みの発生しない CCD機種の SONY HVR-Z1J と比較してみる。
 CMOSカメラが抱える課題が良く分かると思う。

・HVR-S270J/Z7J と HVR-Z1J の動体歪み比較:




 真っ直ぐ立つビルと、平行四辺形のように歪んだビル。
 明確な差となって、動体歪み現象が確認できたと思う。

 このテストは、動体歪みを見るための極端なスイッシュパンを行った物であるので、強く歪みが発生している。
 であるので、「被写体を見せるためのパン」や「人物のフォロー」程度では歪みの発生は、まず確認できない程度であると思うが、撮影する対象によっては動体歪みが気になる場面があるかもしれない。

 先のページの「Smooth Slow Rec」では、テニスボールをフォローしている映像を使っているが、その背景映像がどの程度の歪みになっているかを見ていただけば、その実用の度合いが分かると思う。

 私個人としては「問題なく使えるレベル」だと評価している。
 正直、極端な速度の被写体にスローでも掛けなければ判らない事なのだ。
 勿論、今後に“動体歪み問題”が改善されていくことを切に望むが、現状の選択で「動体歪みが発生しているから…」という理由で、HVR-S270J/Z7J の導入を躊躇うような枷にはならないと思っている。

 あとは、サンプル動画をご覧になって、自身での判断をお願いしたい。



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